2008/6/16(月)悩みに悩んで入会して
入会しようか本当に悩まれた方です。「とりあえず半年続けてみて下さい。」とお願いして入会してもらい2ヶ月が過ぎ、このコーナーにメールを頂きました。
息子は誰に似たのかとても控え目な性格。
幼稚園ではおとなしくイスに座り先生の言うことも聞くタイプ。
無駄口も無駄な動きもないから幼稚園の先生も叱る理由もない。
ところがe-kidsのスタジオに入ったとたんに
「声がでていない」「動かない」ことでToyo先生からゲキが飛ぶ。
園のほんわかした雰囲気から一転である。
入会から2ヶ月、未だ教室の扉を開ける直前、
彼は大きく息を吐き時には緊張で涙ぐむことも。
Toyo先生に涙を見せまいと急いで涙を拭く小さな背中を
心の中で「頑張って!」と後押しする。
そしてドアを開け “I’m fine!” と精一杯の声を出す。
先生が嫌なのではない。
むしろ憧れの存在。
ただ「初めての経験」が苦手な彼にとって、
e-kidsではキックボクシングだけではなく
「今日は天気がいいから木登り」や「フットボール」とメニューはたくさんあり、
まだ彼はそれを楽しみにするのではなく不安になってしまうのだと思う。
入会は私の強い希望。
心身共に強くたくましい男の子になってもらいたい。
ただ彼の生まれ持った性格と今の家庭環境では難しい。
Toyo先生の力をお借りする他ない。
先生の指導力の素晴らしさを言葉にするなら、
クラスのお友達ママから聞いたセリフがわかりやすい。
「金八先生並みに熱いよ。今どきこんな熱い先生いないって!」
私に言わせれば金八先生を超体育会系にした感じ。
e-kidsの中は子ども社会の上下関係もしっかりしている。
大きな子は小さな子の目線に合わせて優しく教えてくれて、
下の子は上の子を信頼してついていく。
息子は第一子だから優しいお姉ちゃんが大好きだ。
初めは誰もが驚く先生の大きな声もただ感情的に叱ってしまう親とは違う。
「本当は褒めてやりたいけれどこの子を伸ばす為に」という愛情にあふれている。
見学する親の目は一切関係無く、声が小さければ怒る!怒鳴る(笑)
こんなことを書くと親バカと思われるかもしれないが、息子は私に甘えてこないタイプ。
赤ちゃんの頃からあと追いも全く無いし、妹の誕生につきものの赤ちゃん返りもなかった。
園で転んで出血しようが、友達にいじめられようが、
私に一切話さず幼稚園の先生やよそのお母さん情報で知ることばかり。
Toyo先生も意外に思われるかもしれないが、とにかく泣かない子。
そんな彼がe-kids無料体験の時は大泣き。
「泣く子がほとんど」とToyo先生から説明を受けていても、
普段息子の無く姿を見慣れていないからさすがにとまどった。
その日は初めての夜泣き。
親がやらせるのではなくあくまで彼の意思で通って欲しいので、
我が家で彼のハマっている仮面ライダーをとりあげることにした。
「Toyo先生はキバより強いんだよ。」 「へぇ~」(尊敬の眼差し)
「Toyo先生は体も声も大きいけど、強い人は心も優しいの。だから怖くはないんだよ。」
と言い聞かせた。
そして入会から2~3週間で主人も驚くほどの変化があった。
平和主義な息子は仮面ライダーが敵と戦うシーンでいつもテレビを消してしまうのだが、
新品のグローブを持ち出し、今は画面に向かってパンチキックで倒そうとしている。
主人と私が「疲れたね~。」なんて弱気(?)な発言をしていると、
「オイ!お前ら、そんなこと言うなョ!頑張ろうぜ!」
すっかりToyo先生になりきっている(笑)
レッスン後はToyo先生の魂が息子の魂に入ったかのように言葉使いもすっかり男らしくなる。
周りからも「e-kidsをはじめてからかっこよくなったね。」と言われ本当に嬉しそう。
「Toyo先生、今頃何しているかな?」なんて日常会話に先生はよく登場する。
後で知ったのだが、アンディフグの弟子だったなんて、
そんな経歴のある方に出会えて彼はラッキーだ。
こんなことも会った。
ちょっとお迎えの時間には早いけど中で待たせてもらおう、
と靴を脱ぐとスタジオのドア越しに
Toyo先生が「すごいじゃん!」年上の子たちから「すごーい!!!」
となにやら息子が褒められている。
何?何がすごいの?みたーい!と思ったけれど我慢した。
結局、休憩になったところでソ~っとドアを開けると、
Toyo先生から「あ、今頃お母さん来た。今縄跳び飛べましたよ。」
年上の子たちも「5回も飛べたんだよ!」と。
教室中が笑顔で溢れている。
今まで縄跳びを飛べなかった息子の為にみんなが飛べたことを喜んでくれている。
もちろん涙が出るほど嬉しかったが感激したのがToyo先生の教育方針。
親がいようが悪いことは全身で叱るし、
親がいない場面でも褒めてくれて子どもに自信とやる気を与えてくれる。
世の中、この逆をしている指導者がほとんどではないだろうか。
個人的には自分の子どもが名指しで叱られると嬉しかったりする。
息子は幼稚園でも手がかからない分、影も薄い。
幼稚園の先生たちはいたずらっ子や甘え上手な子どもに時間がとられ
結局積極性が足りない息子はなかなかかまってもらえない。
ところがe-kidsでは名前で呼んでもらえる。
それが怒られようが単なる先生の指示であろうがここには彼の存在価値がある。
息子はあまり外遊びをせずに育ち、運動神経が相当悪い。
この状態で先生に託すのはいつも恐縮でありそのことを謝ると、
「いえいえ、いつも連れてきて下さり、ありがとうございます。」と毎回頭を下げられる。
「なにをおっしゃいますか!ありがたいのはこちらのほうです!」
と思うのだがこの謙虚さ。やはり超体育会系!
今は息子が「Toyo先生のように強くてかっこ良くなりたい」
という理想とそう簡単にはいかないというジレンマを抱えた状態。
でもToyo先生の影響力はまちがいなく大きなものであり少しずつ変わってきているのは確かである。
それはレッスン終了後に必ず声をかけてくれるToyo先生の一言。
「今日も強くなったな!」
これが彼に魔法をかける。
ついでに言うと息子の英語は独り言を話すようにペラペラと家の中で出てくる。
あれだけ大きな声で教室で英語を話すのだから
e-kidsの子たちは外国人と話すときも物怖じしないと思う。
体と精神を鍛えて下さるToyo先生にお世話になり息子が
「大きな声で自分の思ったことを人前で話すのって気持ちいいね!」
なんていう日がくるのを見守りたい。
わが子同様、メンバーの子ども達の成長も楽しみである。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
e-kids ママ
編集後記
このメールでとても印象的だったこと。
英語の内容にふれるところが
「ついでに・・・」で付け加えられていること。
やっぱり英語ってメインで追うものではないんですよ。
英語を通してもっともっと大切なことを追う。
e-kidsのことを理解して頂いているな、と。